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■結婚式のはじまり 結婚自体は古くから存在していたようですが、今のような結婚式の形は全体の歴史から見るとかなり最近になってからのことです。原始にまでさかのぼると、男女が気ままに結婚する共同婚が行われており、儀式としての結婚式は行われていなかったのではないかと考えられます。このふたりから生まれた子供は母のもとで育つようになりますが、これが母系氏族制の始まりです。 つまり男側が女側に通う妻問婚と呼ばれる形に発展していったのではないかと考えられています。 すでに古墳時代には妻問婚が行われていたようです。 妻問い、という言葉は古事記や日本書紀、万葉集などの書物にみられ、妻問婚は、自由恋愛による結婚でした。しかし意外なことに夫婦は別居の形をとっており、求婚には求婚歌などが用いられていたようです。結婚式、というものはもう少し後から具体化していったと考えられます。 かぐや姫、で有名な竹取物語でも五人の貴族がかぐや姫の婿になろうと求婚を試みる、など古くから男側が求婚していたようです。この点は現代でも大きくは変わらないかもしれませんね。 ■結婚から結婚式へ 上記でも推察できるように結婚は、単なる男女の結びつきでしかありませんでした。しかし次第に「婚礼」としての形をとるようになります。 この婚礼(結婚式)とは、結婚の儀式で広義には、婚約儀礼・披露宴など婚姻に関する儀礼の総称を指します。いわゆる結婚式であり、奈良時代にはこの形態に移行していったようでもあります。 結婚式といっても、男が女の元に通って三日目ぐらいに、女家の人たちが餅を男に食べさせて、男を女家の一員とする儀式です。 このころの結婚式は簡単なものだったようですね。 「三日餅」と呼ばれ女家の親が婿を取る、いわゆる婿取の儀式としての結婚式であり、奈良時代頃に農民の間で始まったと言われています。 平安時代になると、結婚式は貴族の間でも儀式化、多様化し、それに合わせて諸行事が営まれるようになっていきます。